『第2図書係補佐』又吉直樹

ピース又吉

芸人なのに、小説家。暗いのに、面白い。美男子にも見えたり、見えなかったり。

まさに 不思議 という形容が相応しい人だと感じます。

 

第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)

第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)

 

 

「第2」でしかも「補佐」、控えめなタイトルに惹かれて買いました。

初めに「僕の役割は本の解説や批評ではありません。」「自分の生活の傍らに常に本という存在があることを書こうと思いました。」とあるように、本の紹介というよりもエッセイ的な作品。

 

印象に残っているのは古井由吉の『杳子』。

自身の恋愛(?)についての回で、なんだか意外で、少し嬉しかった。

 

全体的に、ところどころ難解な語彙が散りばめられているにも拘らず読みやすく、さらりとした文章だと感じました。
彼が多くの本を読んできた賜物でしょう。

 


そういえば先日、「これは…!」と思うような文章を書く方に出会いました。
いや、出会ったというか 一方的にTwitterを覗いただけなんだけど。
私のボーイフレンドのご友人で、かなり文学に傾倒していて、批評が趣味とか。

 

その彼が「#ふぁぼされた数だけ自分が好きすぎる映画のタイトル言う」というハッシュタグでいくつか映画の批評・紹介をしていたのですが、これが素晴らしかった。
個人のツイートを勝手に引用するのはどうかと思うので紹介は控えるけれど、どれも惹き付けられるものでした。

 

あまりに良い文章に触れると、時に羨ましいを通り越して妬ましいとさえ感じる時があります。
文章力が向上すれば、と期待しつつ こうしてブログを書いているけれど、果たして考えていることを適当に綴っているだけで人を惹きつける文章が書けるようになるのかというと、たいして変化はないでしょう。

 

文章の上手い下手は 文章を読んだ量とか書いた量の差ではないような気がするのです。
もっとこう、どこかに決定的な差があるというか。
何の差なのかはわからないけど。